伊藤茂孝法律事務所
伊藤 茂孝 先生
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先日は、訴訟で無事に和解ができたとのご報告をくださり、誠にありがとうございました。
弊社意見書をどのようにお役立ていただけたのか、教えていただけますでしょうか。
交通事故の訴訟案件で、相手方は当方の依頼者の後遺障害の内容につき全面否認していました。
何度かの期日を経て、相手方からは医師の意見書が出てきたのですが、それに対し反証できなければ敗訴の可能性が高いと思いました。
そこで、依頼者に、当方も医師の意見書を証拠として提出しなければ、有利な方向にもっていくことはできないであろう旨を説明し、今回、初めてメディカルリサーチさんのサービスを利用させていただいた次第です。
今だから言えますが、そもそも当方の主張に沿う医学的知見が得られる保証はなかったので、私自身も心配がないわけではありませんでした。
しかし、それは杞憂でした。メディカルリサーチさんに探していただいた医師の意見書を裁判所に提出した後に、相手方の対応が文字通り180度変わったからです。
結果的には、意見書を提出する前は予想していなかったくらい有利な内容で和解でき、本当に安堵しました。
弊社意見書をきっかけに、有利な解決ができたとのことで大変光栄です。
具体的に、どのようなポイントが争点になっていたのでしょうか。
主な争点は、頚椎椎体骨折が本件事故起因のものか否かという点だったのですが、画像をどう読み解くかについては、やはりその道の専門家の知見が必要なことを痛感しました。
当方の意見書をご作成くださったドクターの論証は、非常に明解でした。
依頼者の頚椎椎体骨折が本件事故によって生じたことを、医療の知識のない素人でも理解できるように、複数のエビデンスを示しながら、読みやすい文章で簡潔かつ説得的に論証してくださいました。
意見書の初稿をいただいたときには、訴訟の行く末にぱっと光が差したような気がしました。
反論しようのないものが出てきたことで、相手方も方針を一転したのだと思います。
医療問題がかかわる事件を扱う上で、先生が難しいと感じることありますか。
交通事故や医療過誤など、医学的知見を必要とする事件は、やはり弁護士として専門外のことが多いので難しいです。
もちろん、その都度勉強しますが、一口に医療と言ってもその領域はさまざまです。弁護士も、何か1つの診療科目だけに絞って経験を積んでいけば、それなりの専門性をもてるのかもしれませんが、現実に持ち込まれる案件は千差万別なので、なかなかそういうわけにはいきません。
また、交通事故事件もそうですが、とりわけ医療過誤事件では、協力医を見付けるのに難儀します。相談レベルでも対応していただけるドクターを見付けるのは苦労しますが、ましてや名前を出して意見書まで書いていただけるドクターを見付けるのは相当難儀します。
今回、初めてメディカルリサーチさんに依頼しましたが、こうした弁護士にとって対応の難しい部分をうまくカバーしてくれていて、大変助かりました。
スタッフの方の対応も終始丁寧で満足しています。ある程度医療知識のある(看護師資格をもつ)方が、事案の問題点を的確に把握してくださったので、ドクターとの連携もうまくいったのだと思います。
今後、また意見書や画像解析などが必要になった際には、メディカルサーチさんに相談させていただきたいと思います。
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